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ナイト・トーキョー・デイのKSatのレビュー・感想・評価

ナイト・トーキョー・デイ(2009年製作の映画)
1.7
菊地凛子とセルジ・ロペスという個人的に嫌いな俳優二人が共演しているのに、なぜか見てしまった...。

スペインの監督が描いたこの映画の「トーキョー」はちょっとどうかと思うほどカリカチュライズされすぎていて、年末のガキ使を見ているかのよう。

以下、この映画に出てくる「日本的」、なのかどうかもよくわからん妙な表現。

・女体盛りでの接待
・ラーメン博物館での出会い
・公園で突然キスをしたり怒鳴り合い、すぐに解散していく大勢のカップルたち(フリーハグやフラッシュモブのこと?)
・地下鉄の通路に佇む葉っぱで全身を覆ったSUUMOみたいな人物
・トイレの「音姫」で嗚咽を消す
・クライアントと殺し屋の待ち合わせ場所として活用される夜の花やしき
・真っ先にラーメンや焼き鳥に合うと紹介される赤ワイン
・痴漢プレイを想定して設計された地下鉄車内型のラブホテルでの濡れ場(BGMは淡谷のり子のシャンソン『日暮の窓で』)
・和紙に醤油で描かれたコアラ
・ババアばかりのカラオケパブ

これらの表現が笑えるならまだしも、終始真顔かつガチトーンでやられるから、見ていて困ってしまう。

田中泯演じる音を集めるおじいさんもよくわからんし、主人公二人の関係も大したことないし、何が何だかわからん。

とりあえず押尾学が出てるシーンはまあまああったけどあまり意味ないし、トゥルルさまぁーず好きから見たらあびる優はもっと使い方あるやろと思う。

にしても、イザベル・コイシェはメガネかけた時の友近そっくりよね。
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