ゆっこ

ミンナのウタのゆっこのレビュー・感想・評価

ミンナのウタ(2023年製作の映画)
3.4
さなちゃんが良いキャスティングでしたよ。
声が良かったし、ゾッとするような笑顔も素晴らしかった。
「わたしサイコパスの笑い方やってまーす!」じゃなくて、ただの天真爛漫に笑ってんのが怖すぎたw

ビデオ版呪怨大好きおばさんことわたくしとしては、階段降りてくる姿の長回しには「ずっと求めてたもの」にまた会えた感動に打ちひしがれましたが、
やっぱりあれを超えるには清水崇が家に戻ってこないといけないんだなー…と、久々の王の帰還の喜び以上に「それ以外」の作品の高低差に悲しみが止まらなかったのも事実で。

確かこの作品のプロモーションで高校を訪れた時、GENERATIONSさんを目の前にして金切り声を上げる学生に、清水崇が開口一番「うるせぇ!」と怒鳴った姿に笑った記憶があるんだけど。

そもそも呪怨は大変に理不尽で、猫と子供と赤ん坊に優しくないバイオレンスな面が強い作品でもあると思うの。
先述の「うるせぇ」の件や、「絵作りこだわりがすごくて待ち時間が長い」というメンバーの証言。
今作も猫に優しくなく、ラストのさなちゃんのお姿もなかなかにエグい。
アイドル映画にその描写ええんがというくらい割とすごい遺体描写だったと思う、「あっ、動いた❤️」の言い方とかもエグい。

村ユニバースなんかに囲われず、自由に何でもやっていいよとオリジナルで撮らせたらとんでもないタールみたいなもんが出てくるんじゃないかと、そんな事を思ってしまう。

商業映画とあの家から解放された清水崇を見たいですよ。

流石にメンバーの顔と名前覚えたな〜!って思ってたら、最後に1人増えて大爆笑したw

脚本というかお話の作りはかなりしんどかったですね(苦笑)
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