ひで姐

ブラック・デーモン 絶体絶命のひで姐のレビュー・感想・評価

3.0
サメ映画…なのか?

自身が管理運営に携わってる油田の視察を兼ねて家族と共にバカンスにやってきたとーちゃん。会社から急遽「ちょっと状況を詳しく見てきてくんね?」と連絡が入りとーちゃん単身で油田に向かうも何だか様子が怪しい。そこに街のチンピラから逃れるためにとーちゃんを追っかけて来たかーちゃん&子供達が合流するも、この油田にアタック攻撃を仕掛ける伝説の巨大ザメの存在が!更には爆弾まで仕掛けられてる事が判明!スマホは圏外、船はサメに壊された。孤島と化した油田に取り残された人々の運命や如何に!?…ってなお話。

サメの出番も少ないし、脱出アクション程のハラハラ感も少ないし、社会派サスペンス要素もあるもののそこまで大きなどんでん返しがあるわけでもない…何と言うか、いろいろ詰め込み過ぎた結果全てにおいて中途半端になってしまったと言いますか。いや、前半はよいんですよ。いかにも「何かありそう」な雰囲気を全面に出してて「お?お?これはどーなるん?」と思わせてからの前半ハイライトでもある「巨大ザメ、船をまるごとガブリ」がインパクトを放ったものの、結果としてこれを超えるシーンが無かったのが残念かな、と。サメの出番がもっと多ければまた違った感想になってただろうに…。サメ映画というよりは火曜サスペンスや土曜ワイド劇場くらいの気持ちで観ればそこそこ満足できるのでは?完全にハードルを高く設定しすぎたわ。
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