ひで姐

プー あくまのくまさんのひで姐のレビュー・感想・評価

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)
3.6
浦安某テーマパーク期間限定アトラクション、プーさんのハニーハント(ホラーバージョン)

「気ヲツケロ…気ヲツケロ…(オ前ノ背後ニ)気ヲツケロ…」

というわけで本作、クマぷーが女の子達(=Honey)をハントする話だった。クリストファー・ロビンが進学のため100エーカーの森の仲間達から離れなければならないのを「捨てられた」と勘違い、人間達への復讐のためひたすら殺りまくるだけ。しかしクマぷーを使うのは反則だよね。出オチだけの90分、熊と豚のアニマルマスクな二人組が出てきただけで笑いがこみ上げてきてしまう。しかしそんな見た目とは裏腹な容赦も無駄もない殺りっぷり。1shot 1killな人体破壊博覧会。どう見てもR18なのをPG12で公開できたのは素直にスゴい。「おねーちゃんのおっぱいが出てきた時に男子高校生グループがざわついていた」とは一緒に見た相方氏からの報告。完全にThe B級ネタ枠なんだけど、ちょいちょい原作オマージュな描写が見れるってとこもそのB級感に拍車をかけてるし、殺人描写の吹っ切れ具合も相まってツッコミながら観るには最高なのではなかろうか?

プーさんの原作著作権が切れた事で実現した本作だけど、厳密には一部キャラや有名なセリフ?等にはまだ権利が残ってるようで、そこら辺に最大限配慮した作りに制作者魂を感じずにはいられない!

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