冒頭7分間におよぶワンカットの銃撃戦がスゴいやつ…なんだけど、正直それ以降の印象がほとんどない。
返還後の香港を舞台にある種の政治性もあるらしいのだが、知識ないのでよう分からんかった。
最初の大銃撃戦もなあ~、ロシア版リメイク「ニュースメーカーズ」の方が地味にリアルで怖いんだよな。治安の悪い国だから出演者みんな銃撃戦くらい知ってるよね、みたいな生々しさ。
まあ目指す方向が違うだろうから比べるのもアレか。長回し・ワンカット撮影に関しては技術的に大変なんだろうけど欠点として段取りくさくなる、作り物っぽくなりがちとは宇多丸師匠もおっしゃってたような記憶あり。監督のジョニー・トーはこだわりはあっても情報量で圧倒する(悪く言えばごまかす)のをよしとしない人だから、波長が合わないと途端にそこらへんが浮き立っちゃうよね。