延々と歩く

ジョン・ウィック:コンセクエンスの延々と歩くのレビュー・感想・評価

3.8
 キアヌ・リーヴス主演の大ヒットアクションシリーズ四作目。

 名前は知ってるけどみてなくて、なぜかこの完結編っぽい本作から入っちゃったけど…やるじゃない。最近のガタつき始めた「ミッションインポッシブル」などと比べればこの密度の濃ゆさはかなり嬉しい。

 まあ気合入りすぎて2時間49分の大サービスにお腹いっぱいではある。あとドニー・イェンは「ローグワン」でもやってた座頭市キャラがお気に入りなんですかね?繰り返しやってるだけあって動きはキレがあって感心する。ベルリンでターゲットにされる金歯の大男も楽しいゲス野郎でした。

 登場人物みんな深そうなセリフをかまして大物っぽい雰囲気だしまくるのはいかにも最近のビッグバジェット映画によくある文法というかスタイルやった。ハリウッドが中国を射程に入れて以降の感じなんすかね~00年代あたりは世界興行をねらってももう少し地域色(アメリカっぽさ)を残してた気がするのだが。「闇の世界にあっても仁義に生きるオレたち」をテーゼに世界中のキャスト達をシンプルにまとめていくのが「ウィック」シリーズの最適解、なんでしょうね。
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