鑑賞日:2023年12月22日
パンフレット:1000円
話したまえ…入るを許す――!
A24製作のホラー映画とくれば、これは観るしかないっしょ!
予告編からしてかなり惹き付けられて、日本公開が待ち遠しかった~!!
にしても、兄弟のYouTuberが監督デビューって凄いサクセスストーリーですよね♪
そういえば、スー役でミランダ・オットーが出演していたのに驚き!
「ロード・オブ・ザ・リング」でエオウィン役でしたっけ?
映画は、コールが弟のダケットを捜しにパーティー会場に入るシーンから始まります。
ダケットの様子はおかしく、部屋に閉じこもったまま。
コールがドアを突き破り、弟と連れだすが…
ダケットはナイフで兄を一突きし、自身も頭を刺して倒れる。
母のリアを亡くして以来、父のマックスと微妙な関係になっているミア。
周忌が終わっても、それは変わらず。
そんな中、親友のジェイドの弟のライリーから迎えに来て欲しいとの連絡が入る。
ミアはライリーを迎えに行き、そのままジェイドの家へ。
ジェイドの母であるスーはミアを親切に迎え入れてくれていた。
夜、スーが寝てからミアとジェイドとライリーはジョスとヘイリーが主催するパーティーへ。
そこにはミアの元彼でジェイドの彼氏であるダニエルもやって来る。
ジョスとヘイリーは呪物の”左手”を取り出しては、人物が霊と交信した映像をネットにアップしていた。
早速、ミアがチャレンジすると言い出し、90秒という制限時間の中、儀式を開始。
「話したまえ」
すると、目の前には霊が現れ…ミア本人にしか見えず。
さらに…
「入るを許す」
ミアに霊が取り憑き、ライリーを脅し始める。
そして、90秒を超えてしまうのだった…。
呪物の手を握って霊と交信する、、、
これはアイデアの勝利だな~♪
こういう設定のホラー作品って、過去に無かったような気がする。
呪物の左手は霊媒師から切断された手で、エンバーミング処理がされており、固められているものの、中には本物が入っているらしい。
さらには右手も存在するとか…。
90秒を超えると霊が取り憑いてしまい、その身体を乗っ取るために宿主を殺そうとする…。
でもって、若者が降霊のせいで恐怖に襲われる…というのはありきたりではあるが、恐怖シーンが満載なので、楽しめました!!
自傷行為は非常に痛々しく…
こういうシーンはかなり苦手(汗)
しかもそれが子供ときたもんだからねぇ(←ちょいネタバレ?)
先日鑑賞した「エクソシスト 信じる者」に通じる部分があるというか…
結局のところ、誰を信じるか…で、その後が左右されてしまう感じですね。
ただ、終盤はかなりやっつけ感があって…
霊に唆されたミアはライリーを殺そうとするも、出来ずに自殺を選んだのか?
それとも、間に合ったジェイドがミアを突き落としたのか?
そこが曖昧になっていたのが気になった。
ともあれ、ラストは異国の地へと渡った呪物の左手を使って、再び降霊がおこなわれ、そこにミアが現れるという結末。
ミア自身が霊になっちゃってました…。
ま、父親のことが信じられず、霊の方を信じてしまったが故の結末でしょうかね。
このラスト、かなり好き!
既に続編製作も決まっているので、楽しみです!
続編は”右手”も出てくるのかなぁ…???