微妙に腹落ちしない結末だけどジャンプスケアに頼らずに怖がらせてくれて好印象。双子監督のYouTubeは見てないけど強みである悍ましいメイクがちゃんと活きていた。ティーンエイジャーの不安定さも納得感があった。
個人的にはホラーのなかにも主人公の成長やブレイクスルーが描かれているのが好みだけど、本作は若干放り出されている感じが否めない。
あとジェイドとライリーの母親は熱心なキリスト教徒のように見えたが、降霊という概念？ある種の信仰？との対立があまり描かれていない気がしてなんだかもったいない気がした。プチエクソシストがあったらよかったのに。
とはいえ、派手な恐怖だけでなくじめっとした不穏さもあって大満足な一本。部屋の隅のやつは大好きなヘレディタリーを彷彿とさせてとてもよかった。
