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窓ぎわのトットちゃんのmycanのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
3.7
もともとは観るつもりなかったのだが、一部で意外な高評価を得ているのを見て、急遽観ることに。


そもそもアニメはあまり観ないので技術的なポイントとかはわからないが、イマジネーション場面で差し挟まれるアニメーションがとても良かった。3回入ったが、全然違うタイプの絵作りになっていたのも興味深く。
アニメ内アニメの一つ、泰明ちゃんが水中を泳ぐシーンは、なぜかBarbieが人間界のバス停でリアルワールドを見て涙するシーンを思い出した。ビリー・アイリッシュの歌と共に。
(アンクルトムズキャビン=アンクル・トムの小屋 のアニメーションも印象的だった。あの場面めっちゃハラハラするんだよな。)

あとは、「この世界の片隅に」みたいに、時代風俗を垣間見ることができるのも良い。
トースト器(火傷必至)とキャラメルの自販機にはびっくりした。

それからそれから、
バイオリニストのお父さんはお仕事のときはピシッとオールバックだけど、家にいるときはボサボサ頭で、なんか小栗旬風味だなと思っていたら、声が小栗旬だったことにエンドロールで気付く。🤣
お母さんが杏で小林先生が役所広司だったことも、同じく最後に知る。😅


いちおう一貫した話しにはなっているが、様々なエピソードが若干むりくり挿入されている感があったので減点。(何様)
泣ける場面ももちろんあったけれど。
この映画はどのゾーンが対象なんだろうか?やっぱりある程度上の年齢層(自分含む)じゃないと伝わらそうな?


とにかくNo Warだと思ったし、小林先生の目も怒りに燃えていた。
エンドロールになってなんかまた泣けた。
(声優情報でびっくりしたけど笑)
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