今の親世代は“NOドラッグ、NOセックス、親の許可有り”のパーティーをする現代の若者にもっと奔放に生きて欲しい(さすがに息子の童貞を奪ってくれは無茶苦茶だけど)と思っている。そんな親役がマシュー・ブロデリックなんめちゃ良い。パーシーは、現代のフェリスなのかも。
この作品は、毎年毎年飽きもせずに量産される所謂“ティーンムービー”のひとつ。ティーンムービーには、作られる理由がちゃんとあってその一つが、社会(“今”とも言える)をアップデートし続ける為だと思う。そんなティーンムービーの中でもアップデートどころか転換期となる様な作品ってあって『スーパーバッド』とか完璧にそうなんだけど、この映画も『スーパーバッド』程じゃないけどその部類だろ。
なんせパーシー役のアンドリュー・バース・フェルドマンが、あの頃のマイケル・セラみたいにナードで超可愛いし繊細でとても良い演技だった。ちゃんと笑えて最高にロマンチックで少しビターな良い映画だったし、体当たりでマディ役やってくれるジェニファー・ローレンスは素晴らしい。
そんなマディがバーで注文するロングアイランドアイスティーはレディキラーで有名だけど、tbbtのシェルドンもこれで酔っ払ってたしもはやボーイ(ナード)キラーだね。
やっぱZ世代(『euphoria』を除く)はスマホバカだけど「わたしのことを知って欲しいしあなたのことを知りたい」って思う気持ち、リレーションシップを大事にしてて素直で良い子だなぁと思う。「わたしの気持ちなんて誰にもわからない」と拗らせてばかりのミレニアム世代としてはありのままの彼らが眩しくてしょうがないよ。
なので“二人のプロム”をやり直すデートが最高だった。わたしの“デート”殿堂入りだわ。
あと、これは別にどうでもいいんだけど、カイル・ムーニーとハサン・ミンハジは久しぶりに見たな~。そしてサンフランシスコは引っ越し先として大丈夫なんだろうか…？(NYよりも物価高進んでて超暮らしにくいって言われてるやん)
