チームは過去の屈辱からの再起で、監督は過去と向き合い前進する為の再起で、チームと監督両方の再生を描いた物語がテンポよくコンパクトにまとまっているのも良かったですし、奇跡のような話が実話というのも感動的で良かったです。
ただ、ギャグ要素がいつもより笑えず、笑わされてからの感動が弱くなっているのが気になり、ジョジョラビットのようなインパクトがなかったのが残念でした。
誰と出会うか誰に教わるかでここまで変わるのかといった好例だと思いましたし、屈辱からの再生は心を打つし、感動的だなと改めて感じました。
実話というのも良かったし、終始笑わされていたのに最後には泣かされるといった監督の手腕も健在で、無難なヒューマンドラマとして間違いないですし、背中を押されたり、勇気をもらいたい方にも適した作品でした。
