みどり

ネクスト・ゴール・ウィンズのみどりのレビュー・感想・評価

3.5

まずは食べなきゃ。それから怒って。

2001年ワールドカップ予選
史上最悪とも言われた0-31の大敗
それ以来1ゴールもできていない米領サモアの元へやってきたのは破天荒な性格のトーマスだった

辞めるか受け入れるかの2択
コーチをすることなんて嫌々。もちろん気は進まない。
勝つことより、楽しい。を大事にしているサモアの人たちのやさしい性格が溢れていてほっとするけれど、それでは納得できないトーマスはなかなかメンバーと距離が縮まらない

食べ物も文化も、今までとは違いすぎて受け入れられなかったけれど、郷土料理のおいしさに気づいたらすぐ実践
サッカーを食べ物に例えてみたりして。
そういえばイナズマイレブンでも「練習はおにぎりだ!」って円堂くんが言ってたっけ

不安な気持ちになっているときの自信を持てって言葉はなかなか素直に受け入れられないのに、渡されたキャプテンマークが何よりも信頼の証だってわかる
1点取れたらいいな、ってはじまりからまさかの展開
もちろん楽しい気持ちがいちばんだけど負けたくないって欲が出た結果
ニッキーのトラウマが昇華されたことだとかジャイヤの葛藤と活躍にうれしくなってしまった
第三の性=ファファフィネは
サモア語で直訳すると「女性らしさ」
ジャイヤのこともサモアの人たちは自然に受け入れていること、とても素敵だと思った


サッカーも人生も楽しんだもの勝ち!
奇跡は起こると信じることがなんとかなることに繋がるのかもしれない

あなたに幸せになってほしい。と伝えてくれるタビタのやさしさをわたしも受け取り、ご本人登場のシーン、エンドロール後のシーンでしあわせな気持ちになった帰り道



📝ドキュメンタリーのほうとベストキッドも合わせて見たいところ
みどり

みどり