暖かな色彩と、
計算されたカメラワークと、
シュールな台詞回しと、
独特の間で、
ブラックさを上手く覆っている。丁度いい具合に。
ウェスアンダーソンとロアルドダールってとても相性が良いと思う。
お互いの作品で表現されるブラックユーモアな部分が似ているから。
児童文学作家のロアルドダール。
でも本作は小学生向けというより中高生向けの作品らしい。
映画はまるで小説を読んでいるかのように進んでいく。
それぞれのパートで主軸となる人が、セリフ間の地の文も読み上げて、こと細かに状況説明をする。
これが、かなりシュールさを増している。
ただその分、台詞量が多いので、字幕で見るのはちょっと大変かも。