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FLY!/フライ!のJPのレビュー・感想・評価

FLY!/フライ!(2023年製作の映画)
3.4
▼なんかこういうのでいいのかもしれない!

過保護な父親や、恐ろしい人間の描写は、まさに「ファインディング・ニモ」の鳥バージョン!観ていると、自然と小学生の頃の映画体験を思い出して懐かしくなる!家族で観るにはこういう映画で全然良いのかもしれない。


▼滑空シーンの臨場感!

飛行機のそれになぞらえた、滑空までのカウントダウンシーンが良い!この映画の中で2回描かれ、それぞれ親子の対比が効いていて◎
飛行機のような翼で気持ちよく大空を舞う、映像美と臨場感が最高!ジャマイカに到着し、カラフルな森の中を飛び回るシークエンスも、見応え抜群!

PIXAR作品だったら、雲がわたあめみたいに触れたりはしない。
ILLUNMINATIONだからこその、なんでもありのイマジネーションの世界が、楽しくて自由で良い。リアルな自然界を描写することよりも、エンタメとアニメーション表現の自由に舵を切っている。
果物や穀物を口に入れてマシンガンみたいにして戦うとか、なんかこういう馬鹿げたやつで良いんだよなあ、と思っちゃう。


▼同じ鳥は1羽として出てこない!

「ウィッシュ」の時に酷かった、クローン鶏の描写(集合した鶏がみんなコピペの如く同じルックスだった)だが、流石に今作の鳥たちは、鳩も鶏も、どんなモブ鳥たちであろうと、ちゃんと個性豊かで同じ鳥が1羽として出てきていない!太った鳥、痩せた鳥、表情、動き、全てに個性が与えられていて「そうそう!こうでなきゃ!」と嬉しくなった。マジで「ウィッシュ」なんだったんだよ。
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