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首のsssのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
2.6
隣でおじさんがイビキかいて寝てたけど
そりゃ寝るわな

だって「アウトレイジ」のような裏切り合いを戦国武将たちでやってくれるのかと思ったらそれを「みんな〜やってるか!」の味付けで料理しちゃうんだもん。

監督・北野武 じゃなくて
監督・ビートたけし
って表記してくれよ。。

武将たちの裏切り自体も濃度が高くなかったし(てか武将たちの裏切り合いを今さら見せられてもそもそも驚かないよね)、
ナンセンスなギャグも決まりが悪く、
戦のアクションシーンが良いわけでもない。

めっちゃ中途半端なバランス

BL時代劇といえば大島渚の「御法度」があるけど、それと比べたらエロ描写が露悪的なだけで、映画全体のバランスで見るとその描写いる?って印象で、だったらそれにがっつりフォーカスした「御法度」の方が断然面白かった。

策士・黒田官兵衛の見事な戦略が描かれるわけでもなく、
千利休の見事な人間性が描かれるわけでもない。
服部半蔵のカッコいい忍術もなければ(謎のワイヤーアクションは失笑だったよ…)、
キム兄扮する芸人が話芸で何かの役に立つシーンもない。

「みんな、アホか」ってセリフあったけどそれに尽きる

完成披露の会見で冗談混じりに三池崇史監督をイジってたけど、お口直しに三池さんの傑作時代劇「十三人の刺客」を見直しますわ
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