方眼

首の方眼のレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.2
2023年KADOKAWA・東宝。3人いるうちの真ん中を演じて、映ってるんだけど渦中ではない、「御法度」土方歳三を思う。冒頭、腹が黒いから切れ!は「BROTHER」大杉漣。赤が血の色なので、旗印は青と黄色に。絢爛豪華かつシックな衣装、黒澤和子。音楽は岩代太郎でアクション時代劇として観やすい。狂気の御館様、首至上主義の世の中のトップ。暴力と殺戮、首印に社会的な意味があり、その構造内で生きる侍と、関係ないと言い張るときだけ農民出身。死に際の見せ場なんか無く、名も無き人々に通貨のように首は持ち去られる。小判ドーンは、札束ドーンだよなあ。監督が最終的に編集で仕上げるからか、殺陣、特殊効果、ポストCGなどはスタッフの自由度が大きい感じがする。お笑い関連のキャストはどの人も楽しんでる感あり、木村祐一、堀部圭亮、大竹まこと、柴田理恵。アマレス兄弟が出てたのがうれしい。ラストショットは撮る前から決めてたでしょう。
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