会話劇は好きな方だけどさすがに途中何度か眠くなってしまい、申し訳ない気持ち。
裁判を通して暴かれるのは「誰が彼を殺したか？」ではなく、本人たちしか知らなかった、知られたくなかった言葉や身体の暴力で、想像してたよりかなり人間対人間というか夫婦の話だった。
登場人物の人となりが定まらないというか、観ているうちに知らなかった情報がどんどん出てくるので単純な好き嫌いではジャッジできないし、感情移入できるポイントもあまりない。
いや、あまりないと言うよりその情報が結局かなり主観的なものだから感情移入するに足るものかわからないと言う方が正しいかもしれない。
物語にはつい勝敗や善悪、わかりやすい解を求めてしまうけど、人間関係ってこういうものだよなぁと考えさせられた。
