二人は若くないし、日々の労働もしんどいし、どこか死に引きずられているようにも見える。二人が社会に対してうんざりしているのに対し、舞台の描写はレトロでカラフル。二人を表象するかのような、ラストカットの並木道の黄葉。若い緑の葉が枯れ葉となっても、その最後のきらめきとして鮮やかな黄色に色づく様が印象的。
カラオケがめっちゃ下手な自称バリトンとか、賞味期限切れの商品を持って帰ったせいで解雇を宣言される場面で全員が超淡々と無表情なのとか、もらった連絡先のメモが速攻で飛ばされるとか、シュールなコメディとしても楽しめるのが◎
▼余談
犬がめっちゃかわいい!笑