いくつかある私の好きな映画のタイプの一つに見た後に感想がまとまり切らず感情の持って行き場がわからなくてぼーっとするというのがあって枯れ葉がまさにでした
ポテンヒット
隣の国で起きる戦争という現実と、それでもまず自分たちの暮らしの切実さ、それでも実感できる連帯、そしてなかなかに焦ったい熟年の恋
まさに、愛を信じるだし、枯れ葉の最後の煌めき
現代を描いて切るはずなのにアキらしいノスタルジー、配色や空気感の美しさ、きゅんとくる北欧家具の数々、名俳優犬チャップリン、幅広くかっこよく鮮烈な劇中歌、デッドドントダイや脚本に散りばめられるかわいらしいリスペクト、くすっとなるおとぼけ会話劇、どこをとっても老害にはなり得ないむしろベテランがつくる恋愛映画どう撮るかをまざまざと見せつけられるような本作。
何度も見返したい作品。
