肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ドラキュラ/デメテル号最期の航海の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

3.0
伯爵じゃないドラキュラを"純モンスター"ちっくに捉えた「そして誰もいなくなった」オチありきの開幕でどう展開させるのか!?の興味津々を惹き付けられたのかは疑問符の正統派・ゴシックホラー・スリラー
を現代に撮る意味とは??
を訴求しきれなかったのがやはり"今後のゴスホラー"としての課題か

「全滅」でもアメリカの今に至るパワァーと今後を憂う新時代の"夜明け"

最初のメーカークレジットでデデーンと三大米アニメスタジオ『DreamWorks』が表示されたので、あれ?観る映画間違えたかな??と一瞬頭が疑問符で埋め尽くされましたが、まぁCG面でのタッグなのでしょう。(企業イメージで作品選らんだら?と経緯わからずとも思うw)

序文の"ストーリー展開に興味津々"は本当のことだったのですけど、ルーマニア→イギリスのそこそこの「貨物船」で起こる"密室(ほぼ)一人ずつ毒牙にかかる「スリラー」"のフォーマットの"ご多分に漏れない"ことに少々ガッカリ印象が強めの映画でしたね…
面白くなくは、ない。"エンタメ化"、"(ティーン)コミュニティ化"して久しい"ジャンル『ヴァンパイア』"を、原作ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」から引用したことで"原点回帰"した功績は意外に大きいかも知れませんね。
が、なにが"定番・王道"なのか? なにが「ゴシックホラー」なのか?
『品格』や"新たな興味を牽引/再評価の道しるべ"が示されてなきゃ、"ただの最新技術(高精細映像化)しただけの再発見のないホラー"に過ぎないことになりますよね…

というか、『ノスフェラトゥ』的ビジュアルの吸血モンスターを同じく"クローズドサークル(密室)"で"親子物語"として展開させたものが、クラシックホラーではないもののNetflix『ブラッド・レッド・スカイ』という"面白味企画映画"が存在してしまってるんですよねー

キャスト的には「ゲースロ」のサー・ダヴォスのあの人や『ザ・スーサイド・スクワッド』の特級変人だったまるちゃんが(っぽいけど別人か?いや〜)と迷うほどの恐らく増量のせいで"ヒョロヒョロしてない"男前おじさんになってる!?
また、『カモンカモン』の天才子役美少年のウディ・ノーマンくんが船員ではなく、船長の息子として雑事も込みで乗船で…結末はわかっているはずだから"ただ一人の子供"の運命やいかに!?
も絶妙に気になる要素はあるんですよ。
さらにさらに、そこに"密航者"として「謎の女」、映画としの"唯一の華"担当ヒロインも登場するわけですからその道行きは"かなり気にさせるストーリー"ではあるはずなんです。

まあでも、その最後まで残すんだろうなキャストを狙った"ミスリード目的配役"もあったりするのか、思ったよりも"ハネないストーリー進行"にもガッカリ配分を高めてくれるんですよね…眠気を覚えるくらいに。
個人としては、ディズニーの"「実写化」最近作2連続"もそうであったように、個人の体調や寝不足に引っ張られない"眠気"は「映画として終わり」感覚でいるので(かといって解釈もなく酷評するような幼児ではないはず)、その超重要な"ヒロインの役どころの経緯"が興味深かった反面、"チャンスを台無しにする"印象が強いストーリー展開でしたね…
だって吸血鬼の「輸◯袋」だぜ!?そっちの方が気になるじゃん!!

と、そこを悲惨かつエロちっくに撮ることも可能だったんですけど、"意図的に"そうしない理由にも察しがついて、視点としてはほぼ"医学に心得のある謎の黒人の若者(コーリー・ホーキンズ)"が主人公であったように、英国舞台の映画ではありますが"黒人"と"女性"を焦点にその最期と生き方を描いたように、「ドラキュラ」を"社会の捕食者"としてのメタファーとして捉えることで人権を過小視されてきた人たちの『尊厳の闘い』を描いたこともきちんとわかっているんですよw

それでもなんですよ。厳しい見方にはなってしまいが…クラシック時代のホラーを現代に"リファインさせる"心意気はあっても、なんだかんだ「現代映画」としてのその命題やテーマは"デフォ(標準装備)"で当たり前であることが多いので、その訴求面をもっと脚本・映像面両方で高めることで「クラシック・ゴスホラーを撮る意義」も高めて欲しい。

ラスト、思惑通りというか皆が何かあるんでしょ?と思われるとは思いますが、「全滅」と表現したもののやはりそこには「新生」(捉え方は貴方次第😉)もありでして…そこは仄かに"熱いもの"を感じさせたんだけどなー😳