ぶみ

タイタニックのぶみのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.5
レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット主演、1912年に起きた豪華客船タイタニック号沈没事故をベースに描く、ラブストーリー。
映画史上に残る言わずもがなの大作にも関わらず、今回が初鑑賞。
ディカプリオ演じる青年と、ウィンスレット演じる上流階級の令嬢のタイタニック号での出会いから事故後までを、回想シーンで描いていく。
20年以上前の作品ではあるが、海に沈んでいくタイタニック号の姿は、全く色褪せず、本格パニックアクション顔負けの映像を見せる。
何より、前半から各人物が丁寧に描かれている故に、沈没シーン以降がよりドラマティックに。
また、主人公たちがどんな状況だろうと、常に輝いている満点の星空が印象的。
3時間を超える長尺でありながら、その長さを全く感じさせず、観終わった後に心地良い余韻が残るとともに、良い映画を観たなと思わせてくれるのは、演技、脚本、演出、音楽と全てが完璧だからこそ。
実在の事故を舞台にしたラブストーリーとスペクタクルの融合は、後にも先にもこれしかないのでは、と思わせる傑作。
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