続編を描いてくれた事に感謝
2003年に放映されたテレビドラマ「仮面ライダー555」。
人間が死ぬと一定確率で覚醒してしまうオルフェノク(怪人)という存在。
そのオルフェノクになってしまった者の葛藤や苦難、希望絶望を描いた本作は単純に善悪で割り切れないシリアスなストーリーと見事なまでの伏線回収で今なお高い人気を誇る作品だ。
当時最新ガジェットだった携帯電話で変身し、変身ベルトを巡った争奪戦、装着者が変わるという点も画期的だった。
僕も放映当時リアルタイムで視聴し、その後何度も繰り返しこの作品は観ている。
本映画は放映20周年を記念し制作された続編作品。
オリジナルキャストとして半田健人(乾巧/ファイズ)、村上幸平(草加雅人/カイザ)、芳賀優里亜(園田真里)、唐橋充(海堂直也/スネークオルフェノク)、藤田玲(北崎/ドラゴンオルフェノク)が出演している。
20年経って当時といい意味で変わらない演技を見せる者、20年で培ったものを遺憾なく発揮する者、20年相応の渋みを見せる者。
役者の演技に皆それぞれの"20年"を感じさせた。
脚本は井上敏樹氏。人の心無いんか!!
正直言って乗り切れない部分もあった。
だけど最後の数分のバトルシーン。
ここがアツかった。
このアツさですよ!このアツさでオールOK!
20周年を記念するこの作品。
是非劇場でご覧ください。