ナポレオンの栄光と情けなさと
リドリー・スコット監督 主演ホアキン・フェニックスという布陣でナポレオンの栄枯盛衰を描いた本作。
非常に血生臭く、しっとりとした色味の映画でした。
158分という長丁場ながら飽きが来ないのはさすが。
内容は戦争におけるナポレオンの手腕を見せる"剛"の部分と、対比としてナポレオンが溺愛した妻ジョセフィーヌとの情事の2つの側面を描いています。
戦争シーンは飛沫飛び交う非常に血生臭いシーンですが、とても迫力があり、また軍服と馬を操る姿が凄くかっこいい。
逆にジョセフィーヌとのシーンは非常に情けなく描かれています。妻を恫喝した後にベソかきながら妻に寄るナポレオン。DV男のソレでしたね。本当に情けない。
全体的に白と青と赤の色味がしっとりとしていて映像が美しかったです。
この大作は映画館で観てこそです。
是非、劇場でご覧下さい!