大好きな「仮面ライダー555」だけに不安と期待が入り混じって観るのが怖かったです。
近年の東映が作る仮面ライダー後日譚映画の出来の悪さも大きな原因ですし、続編を作っていい作品とダメな作品があると思います。
555は基本的にダメな方だと思います。
TVシリーズの余韻が割と台無しになってます。
でも、でも、「やっぱり俺はこれでいくぜ」からの「justiφs」で燃え上がらないファンはいないでしょう。
アイツもコイツも生きていた展開とそのオチは正直うーむと言う感じです。
555のテーマの一つであった「夢」に関しても、真里の夢はどないなってん?とは思います。
ただ主演陣も中年になり、何より脚本家の井上敏樹も老境にさしかかり、未来=夢に向かって生きる、よりも未来=死までどう生きるかにシフトしていっているのかもしれません。
そしてやはり新しい555の物語を紡ぐ上で木場勇治について語られないのは残念でした。
仕方がないのはわかりますが。
アクションに力が入っているのはかなりの好印象でした。
新キャラも良かったと思います。
役者陣もみなさん体型をキープして美しいのは素晴らしいです。
半田健人さんの声がイケメンボイスから男前ボイスに変わっていて若干の違和感がありましたが。
何度も言いますがラストバトルは本当にアガる。
真のヒロインであるオートバジンがやってくるのもイイ。
ただ555のフォルムと言うかスーツアクターさんのフォルムがゴツくて丸いのが気になりすぎるのが残念。
しかし鍛えられたオタクであるので脳内で勝手に当時の高岩555に変換して観るので大丈夫です。
あと草加の顔芸はファンが面白がる分には良いのですが製作側から仕掛けられると若干冷めてしまいます。