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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のhoopのレビュー・感想・評価

4.0
ジャンヌ・デュ・バリー、その名前はベルバラで、アントワネットの敵役「デュ・バリー夫人」として覚えている。
しかし40年以上前に読んだマンガなのですっかり忘れていた。
美貌と知識を持った女性、現代の日本で言えば銀座の高級クラブのママ。政治家や大企業の経営者と渡り合える英知を持つ官能的な女性。そんな女性がいたら確かにお付き合いしてみたくなる。
さて映画だが本物のベルサイユ宮殿で撮影しシャネルによるジュエリーとドレスだけあって、全く違和感なくロココ調のベルバラの世界に入ることができる。まさに本物のつくり。
でも違和感を感じたことが一つだけあった。それはルイ16世役のマイウェンの息子がカッコ良すぎること。
僕の中のルイ16世はベルバラに登場していたポッチャリ型の錠前づくりが趣味の冴えない王様だから。
とにかくベルバラを読んだことがある人にとっては、もう一度読み返したくなる映画であることは間違いない。
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