セサミオイル

瞳をとじてのセサミオイルのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
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相性だと思うが宿命的に話が解らな過ぎた。
1から10まで全然解らなくて終始置いてけぼりでした。
台本をしっかり読み込んでから行けば多少は理解出来たでしょうか。
少なくとも前情報をしっかり叩き込んでから観るのが良いかも知れません。
登場人物の紹介がないので今喋ってるのは誰なのか誰に喋ってるのか誰の事を話てるのかが全く解らないんですよね。
なんとか読み解こうとしましたが話が長く抑揚もなくて話の部分部分がストーリーにかかってくる話なのかただの無駄話なのか全然判別付かなかったです。
AがBになんか話たらBが反射的に驚いた顔をする。僕はそれを見てようやく「あっ、今驚くような事を言ったんだな!?でもどの部分が驚きのトリガーだった?」やはり解らない訳です。
退屈で寝てしまった事をさっぴいても解らなかったとしか言いようがなかったです。
今にして思えば映画を観る能力より人の話を聞く能力を最初から全開にすべき映画だったのかも。
例えばデビット・リンチ監督の『イレイザーヘッド』なんかは監督の意思を持ってわざと解らなくしてて解らなくても楽しめるようになってるのに対して今作は因数分解の授業のようなちゃんと普通にすらすら解ける人がいる一方でちんぷんかんな人も出てくる。
そんな感じですかね。知らんけど。