ぽんぽこ

男はつらいよ 知床慕情のぽんぽこのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 知床慕情(1987年製作の映画)
3.5
いつもは夢で始まるパターンなのが、珍しく無しでした。
いきなり、おいちゃんが風邪を拗らせて肺炎で入院したのでした。
そこへ、寅さんが帰ってきたものの、何の役にも立たず、北海道知床に旅する寅さんです。
ヒッチハイクで乗せてもらった頑固者の順吉の話し相手になり、しばらく泊まる寅さんでした。
東京に憧れて、父親の反対を押し切り駆け落ち同然で結婚したものの、離婚して帰ってくる娘、りん子。
竹下景子、ショートカットでちょっと南沢奈央に似ています。
三船敏郎の出演の映画、初めて観ます。
頑固で口下手な順吉と娘の潤滑油として活躍する寅さんです。
すっかり村人とも打ち解けています。
地元のスナックの雇われママ〝はまなす〟の悦子は何かと男やもめの順吉の世話をしに来てくれていてるのですが、偏屈な順吉は素直になれなくて、惚れてるのに、無愛想な態度をするのでした。

今回は、とらやのメンバーの場面は少なめでした。


雄大な知床の自然、滝など風光明媚な景色が沢山観れました。
狐と戯れている場面があったけど、エキノコックス大丈夫?

船長がリーダーで地元の人達と、寅さんとりん子の歓迎会のバーベキューを開いてくれて、盛り上がる中、悦子ママが店を閉めて新潟へ帰ると言うと、皆しんみりして、順吉に、仕方がないと言われたと言うと、そんな事は言ってないと言う順吉。
寅さんが、ハッパをかけて告白させるのでした。


ラストは、船長が寅さんとりつ子を揶揄ったのをキッカケに、知床から出て行ってしまう寅さん。
それを知ったりつ子は、ショックを受けるのですが、東京で新しく仕事が見つかり、父と悦子が結婚した事を、とらやへ報告に訪れ、東京で再びやり直すのでした。
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