Yuko

哀れなるものたちのYukoのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.8
ウィリアム・デフォー(サイボーグ感がハンパない)が出てきた段階で、この作品は普通には帰結しないのだろうとは思いましたが、正にその通りでした。全編を通して、大人の童話的なストーリー(怖いやつ)、映像と衣装、造形(作り物感)が絶妙でスキがありません。
そして、なんと言ってもエマ・ストーン、”人間てこういう風に成長していくのね”というのを、感情的にも肉体的にも体現していく演技は圧巻のひと言です。
映画としての完成度は非常に高いと思いますが、自分としては、この手の映画は全くもって苦手なので、なかなかハードな2時間20分だったし、最後の場面も寓話的ではありますが、やはり苦手です(夢に出そう)。
グリーナウェイとかが好きな方は楽しめると思います。
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