日本版(と言っていいのかわかりませんが)は、観ていません。確かに所謂”洋画”とは違う、かといってアジア的でもなく、無国籍な雰囲気を醸し出している作品でした。それは家族や孤独や再生が私たちにとって、普遍>>続きを読む
久しぶりに胸がギューっとなる作品だった。
12年ぶりの画面上での再会、そして24年ぶりのリアルの再会、節目節目の再会を通して、お互いのイニョンを納得して受け入れていく。
若い頃の素晴らしさは、それを受>>続きを読む
なんとなく、自分の得意分野ではない作品のような気がして、鑑賞を迷いましたが、なんか観て良かったかも。ストーリー自体はまあまあ悲惨なのに、妙に爽快で爽やかな感じがする不思議。
波瀾万丈というより、数奇な>>続きを読む
圧倒されました!
サウンドや映像で、ここまで想像を超えてきた映画は初めてでした。特にポールがフレメンの戦士として、初めてサンドワームを乗りこなすシーンは鳥肌モノの臨場感です。
映画のテイストとしては、>>続きを読む
予告を見て「”キングスマン”が好きな人は好きかも」と思っていましたが、正にその通り。そして、私も”キングスマン”が大好きなので、大変楽しみました。
真面目に展開させたら成り立たないようなお話を、クセ強>>続きを読む
ミゲルはフリオの消息を探る中で、かつての懐かしい人々に再会する。そして否応なく年月が経ち、老いを重ねていること実感する。だからこそ、探しあてたフリオの中にフリオと関わった人やモノ、もちろんミゲルも、消>>続きを読む
全く事前情報無しで鑑賞。やっぱりアメリカのミュージカルは力強い。ダンスもスコアも躍動感に満ちていて最高に良かった。特に映画後半の「I’m Here」は圧巻で、このナンバーには胸が高鳴るような感動を覚え>>続きを読む
周りにたくさん人がいるのに感じる孤独は、物理的に一人きりの時に感じる孤独より、数倍きつい。その孤独をどう処理していいのかわからないコットの日常。
アイリーンとショーンとの新しい日常の中で、コットは孤独>>続きを読む
ウィリアム・デフォー(サイボーグ感がハンパない)が出てきた段階で、この作品は普通には帰結しないのだろうとは思いましたが、正にその通りでした。全編を通して、大人の童話的なストーリー(怖いやつ)、映像と衣>>続きを読む
オープニングを経て、十分過ぎる自然の中にでのクッキーとキング・ルーの日常が描かれていきます。恐ろしくスローに見えるけど、なんだか常に緊張感を感じる彼らの生活。彼らの商売が軌道に乗って来るにつれて、危う>>続きを読む
カウリスマキ映画特有のタッチで語られる大人のおとぎ話のような出会いの物語。
おとぎ話のようにストーリーはすすむのかと思いきや、ラジオから流れるウクライナの戦争のニュースが現実に引き戻す。
決して満ち足>>続きを読む
どうやら20年ぐらい前の映画。スカーレット・ヨハンソンは20年前から、あのセクシーな声だったのね、と思いつつ、ソーラ・バーチに圧倒された2時間。
とにかくイーニドはずーっとイライラしている。楽しげにし>>続きを読む
ジョニー・デップ版チョコレート工場を観ていないので、ほぼ予備知識がなく、ティモシー・シャラメが出演している、というだけで観に行きました(3月の”砂の惑星”まで待てなかった)。
もの凄く良かったです。映>>続きを読む
リドリー・スコットによる豪華絢爛歴史絵巻、ではなかったです。ただ、戦闘の場面や当時のフランスの雰囲気はもの凄く良く描かれていたと思います。
肝心のナポレオンには全く英雄感はなく、無表情で気持ちの機微が>>続きを読む
「えー、この映画ってー」(嬉しい驚き)。
車にもモータースポーツにもほぼ興味がなく、この作品にもあまり期待していませんでしたが、全く無駄な場面がなく、大変楽しめました。なんなら、私的には今年の掘り出し>>続きを読む
ディズニーランドのアトラクションの中で、かなり大好きなのが、ホーンテッドマンション。あのワクワクのアトラクションが、2時間続く感じでした。
なので、アトラクション感の再現度は高いです。が、映画としては>>続きを読む
バービーマニアさん達にはたまらん実写なんでしょうか。私はバービーで遊ぶような子供ではなかったので、いたって冷静に鑑賞しました。
が、オープニングはかなり面白かったです、なんならこの映画で一番面白いぐら>>続きを読む
私の中でのフランス映画って、果てしなくセリフが多い、あるいは果てしなく少ない、という印象があり、この作品は明らかに前者(笑)。私的には”ザ・フレンチ・ムービー”でした。
最初はバカンス・ムービーだと思>>続きを読む
ファスビンダー監督の日本初公開作品だそうで、初日に観てきました。1974年の作品なので、(いい意味で)色々アナログな感じはありますが、ストーリーは普遍。
普通である事とか、幸せである事とか、きっと正し>>続きを読む
先週のインディに続き、所謂ハリウッド超大作を鑑賞。てんこ盛りなストーリーと圧倒的なスピード感、そしてトム・クルーズのフィット感、満喫しました。
特に、前半で展開される砂漠の攻防、圧倒的な迫力です。そし>>続きを読む
インディ・ジョーンズシリーズのファイナル・エピソード!と聞いたら、それは観ないとね。期待通り大変楽しめました。ストーリーはもちろん、セットも画像も、インディ・ジョーンズ”らしさ”が満載、そしてあの懐か>>続きを読む
私はアニメを見ずに映画館に行きました(なのでストーリーもアンデルセンの可哀想な人魚姫と思ってました)。うーわ、ディズニー恐るべし。特に海底の場面の造形の美しさ、アリエルたちが泳ぐスピード感、“アンダー>>続きを読む
ひと夏のバカンスを過ごす年若い父と娘の物語。思い出の写真をめくっていくように、大人になった娘が若かった父を反芻している。
何十年か前のビデオに写っている父は、若く、明るく、楽しげで、娘にありったけの愛>>続きを読む
難解な映画でした。それでも、リディア・ターという実際にはいない人物が憑依したようなケイト・ブランシェットの演技は、恐ろしい程の完成度でした。
指揮者としての地位や名誉、そして権力をほぼ全て手に入れたけ>>続きを読む
ボーイ・ミーツ・ガール的なストーリーではある。ロード・ムービー的なテイストもある。ただし、主人公たちは目の覚めるようなイケメンと美人ではなく、ロード・ムービーによくある、周りの人との関わり合いのエピソ>>続きを読む
観ていてとても息苦しくなった。最初はチャーリーの自由の効かない程の肥満を見て。でも段々とチャーリーの己れのコントロールが既に効かなくなったその精神を感じて。
喪失感と孤独感と劣等感を感じながら生きなが>>続きを読む
マット・デイモンとベン・アフレックがタッグを組んだ作品。これは見ないとね。
キレキレクッキリではなくて、わざと画素を粗くしたような画面、懐かしめの音楽、そしてマットとベン、贅沢な映画です。
映画を見な>>続きを読む
思っていたストーリーと違っていて、多少面食らいましたが。スピルバーグの自伝的映画という事ですが、そういう要素より、少年の成長物語だと感じました。特に、愛情深く、自由で奔放な母親からの精神的な自立の物語>>続きを読む
冒頭、モノクロの様な錆色の映像、ヒラリーがやってくる、そして慣れた手つきで開場の準備をする。映画館に灯りがともっていく、まるでヒラリーが映画館には命を吹き込む様に。
ここまでで、「ああ、これは映画館の>>続きを読む
大人の童話を観ているようだった。
美しい自然しかない、閉ざされた島の持つ閉塞感、不条理な出来事は、今まで島の生活や人間関係に何の疑問も持たなかった、バードリックの人生の価値観を衝撃的に変えてしまう。自>>続きを読む
地味だけれども、実話に基づいたストーリーには、実話ならではの迫力がありました。いわゆる超有名なスターは出演していませんが、かえってそれがドキュメンタリーフィルムのような雰囲気を作っていて、よりリアルな>>続きを読む
以前も書きましたが、ソン・ガンホの出演している作品にハズレ無し、ましてや今回はイ・ビョンホンも出演しているのだから、面白くない訳がないです。そして、本当に面白かった。
全編を通してテンションを保ったま>>続きを読む
仕事納めの帰りに観た、ゴリゴリのファンタジー映画。実はもっとつまらないかと思ってました。が、意外にも結構楽しめました(ファンタジー映画、あまり得意ではないのに)。
ひとつひとつのエピソードがこの映画の>>続きを読む
抑制のきいた会話、美しい風景、静かに進んでゆくストーリー。SFというカテゴリーのようだけど、私には誰もが持っている心象系や懐かしさに満ちた家族の物語でした。
この映画では白人の夫、黒人の妻、アジア人の>>続きを読む
皆さん書いてらっしゃいますが、超豪華な俳優陣、でもちょっと内容は地味。はい、おっしゃる通り、その通りです。
でも、ほぼ実話だというなかなかヘビーな内容を、舞台を見ているような、それでいてちょっとライト>>続きを読む
満喫しましたぁ、怒涛の179分。全く3時間という長さを感じませんでした。インド映画のエッセンスが一杯の極上のエンターテイメントになっています。
舞台はイギリス植民地下のインドの話(なのて、白人が悪者と>>続きを読む