「人生のようにひと口で。」
とんでもねえ映画だった。
すごく寓話的なストーリーに、ファタンジーのような映像と、ドキュメンタリーのようなズームインと、やっぱり映画みたいな魚眼レンズ。
女性の物語であるような気もするけど、もっと大きな話のような気もする。
科学信仰のような、進歩主義のような、とはいえその不気味さもやっぱり残っているような。
なんかよくわからんけど、醜さもあって、でも善良でいようともするみたいな矛盾の中で進んでいこうか！それが人間！みたいな希望ももらえたような気はする(都合のいい解釈)。
解釈的な正解はまあよくわからんけど、とにかくエログロ映像美ってのだけはわかった。
あと、リスボンでエッグタルトかなんかを食べる時のセリフがよかった。「人生のようにひと口で食べるんだ。」みたいなの。人生ってひと口で食べるん？？みたいな、もしや下ネタ？？みたいな謎感ありつつ、おしゃれな言い回しのような絶妙さが好き。
さらに言えば、1人で見に行くべき映画だということもわかった。「エマ・ストーン出てるから見に行こう！」なノリで家族と見に行くなんか、もう目も当てられないから。
