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哀れなるものたちのFOILのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.0
 字幕で鑑賞。
 顔面アップが多くて疲れて2,3回ウトウト、瞼shutterが重力に負けて字幕を追えず、吹替で見たかった。

 オープニングとエンドロールでの複数の書体を組合せたキャスト名やスタジオ名の表記に痺れた、かっちょいい。背景の静止画もオシャレ。

 地名を表す時の白黒映像、AI出力みたく超現実的な空の色、空飛ぶ船、魚眼レンズでの移動や人物フォーカスで丸くなる背景、覗き穴演出、ブタ鶏やガチョウ犬などの合成生物、洗練されていくベラと滑稽になっていくダンカン等々…目に楽しい映像多数

 展開が予想を越えてはこないので納得しつつも物足りず、最後の一展開に蛇足感。

 映像はとても魅力的だったが、Face SHOT allergyでセッカチな私にはちょっとNot FOR me。
 
 ベラが手術の時も肩が膨らんでいる服を着用してて肩の装飾にこだわってるなーと思った。劇中の衣装どれもよかったけど、パリの時の黄色いポンチョみたいのが特に好き。

 冒頭エマストーンが海に身を投げるシーンから、マーベルズ冒頭でブリーラーソンが宇宙空間に背中から飛び込むシーンを想起。どっちもツカミとしてとても綺麗だった。

 ベラの太い眉毛からメキシコの女性画家フリーダ・カーロを連想した。
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