感動したとかでも考えさせられたとかでもなく、すごいものを見たという感じ。
奇妙でグロくてキモくて可愛らしくて不思議で、とにかく個性が溢れ過ぎてるけど、観客を置いてけぼりにしないでちゃんと楽しませてもくれる。
どのカットもまるで絵画のように色使いが美しい。
セックスシーンが多く無修正の男女の裸が度々出てくるが、エロさはほとんどなく動物的な生々しさが強い。
主人公のベラを通して、人間の心理よりも本能を描く作品だった気がする。
エマ・ストーンは「ラ・ラ・ランド」のおちゃめなお姉さんのイメージだったが、この超難役を演じ切ったことに凄みを感じた。
