魚さかな

哀れなるものたちの魚さかなのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1
 R18指定。グロい手術シーンが多数、全裸のセックスシーンが多数、自慰行為についての台詞が多数。
 ロンドンで医学博士に育てられた幼児の知能の女性が、スペイン・パリに渡り成長して帰国するSFファンタジー。
 エマ・ストーンの演技が素晴らしい。序盤の白黒映像では野生味があり、熱烈ジャンプ以後のカラー映像では説得力がある。なぜかセックスシーンが知的に見える。
 ラストの展開が伏線回収していて爽快。自分の意思で切り拓く未来と、それを肯定する博士と助手。字幕を読んで私が理解した内容以上に、さらに深い哲学的なテーマが描かれていそう。
 2024年5本目、佐久間宣行さんのオススメなので鑑賞。アカデミー賞受賞の2日後で映画館はほぼ満席の賑わい。主演女優賞・衣装デザイン賞・美術賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門で受賞。
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