めちゃくちゃぶっ飛んでてサイコーだった!!!
引き込まれまくった140分。
こんなにも無垢で、天真爛漫で、欲に正直で、強く美しいヒロイン今までいたかな?
ベラがベラとして生まれた背景は、あまりに恐ろしく、倫理的には確実アウトなんだけど、そこから少しずつ理性や知識や経験を積んでいき、大冒険からの着地が素晴らしすぎた。
自分と他人というものを知っていき、性の歓びを知り、欲というものに本能のまま生き、世界の矛盾ややるせなさを知った時のベラの深い悲しみが、人間としての底抜けの成長を躍進させていった。
そこから一気に一人の女性として生きていく様はカッコよく美しかった。
ラストカットがあまりに清々しく、その後のエンドロールまでも今までの映画界のやり方とは違う雰囲気に一貫した強い意志を感じて感動した。
監督が「聖なる鹿殺し」の監督だと知ってめちゃくちゃ納得!!
色使いやカメラアングルの奇妙さ、やりたいことへの貪欲さが映像に溢れてた。
これはほんとうに言葉にできない体験だった!!
映画ってこうだよね!!!サイコーだ!!