ことのは

ブラインドネスのことのはのレビュー・感想・評価

ブラインドネス(2008年製作の映画)
3.5
【全世界、失明。】

ある日突然視力を失う人が続出し、隔離施設で唯一目が見える女性が、夫と仲間を守りながら生き抜くお話。

めちゃくちゃ久しぶりにレンタル屋さんの棚でたまたま見かけて(ブラインドネスなのに)鑑賞。

見えない=黒ではなく、全体的に白飛びしているよう映像で、ノーベル文学賞作家の原作「白の闇」が表現されていて面白い。

唯一の目が見える女性にジュリアン・ムーア。
旦那さんにマーク・ラファロ。
隔離施設を暴力で支配しようとする男にガエル・ガルシア・ベルナル。
日本から伊勢谷友介と木村佳乃が参戦して、見えない世界を生き残りをかけ戦う。

後半の展開やエンディングとか完全に忘れていたから、どうなるんだ?と初見のような気持ちで、目の見えない世界を観る事が出来た。

アルフォンソ・キュアロン監督の『トゥモロー・ワールド』のような荒廃した世界。
五感のひとつ視力が失われたディストピアの悪夢が、目に見える形で映画化された久しぶりに観ても面白い作品だった。
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