hua

フレーミングホット!チートス物語のhuaのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

スナック菓子チートスの激辛チーズ味を考案し、会社の清掃員から副社長にまで上りつめた実在の人物の話。

サクセスストーリーだと分かって観ていても、とても気分が良く最後はウルッときてしまった。

夫の才能を信じて疑わず、励まし鼓舞し続ける妻がとにかく格好いい。
妻だけでなく子ども達も昔の仲間も上司も、そして先見の明に投資してくれるCEOまでも、周りの人に恵まれ過ぎているのは、本人の人徳なのか。

黒人やアジア人の差別や偏見はよく見聞きするが、ラテン系アメリカ人ラティーノもイジメの対象となり、酷い扱いを受けたりしていたのを知らなかった。
そんなイジメや嫌がらせにも屈しない、なんならバカにされたお弁当で商売しちゃう強さには好感が持てた。
監督のエヴァ・ロンゴリアもラテン系で、自身の経験や思いが詰まっている作品なのではと思った。
『デスパレートな妻たち』で印象的なとても美しい女優さんでもある。

辛い物好きはどこにでもいるとは思うし、日本でもカラムーチョとかわさビーフ(ちょっと違う)とかロングセラーもあるけど、やっぱりメキシコとか韓国やタイならもっと売れそう🌶🔥

映画だし史実とは少し違う描き方もあるのかもしれないが、夢や希望を与える主人公の前向きな明るさが清々しい作品だった。
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