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女王陛下の007のAbeCinemaTVのレビュー・感想・評価

女王陛下の007(1969年製作の映画)
4.8
No time to die見たら見たくならずにはいられない本作。
あのアストンがなぜ他のアストン同様、防弾ガラスを装備していなかったのか非常に悔やまれる。映画としてやはりよくできているし、上質な映画に仕上がっている。レーゼンビーも初映画とは思えない堂々たる振る舞い。007は二度死ぬの次にこれをやるEONってやっぱり攻めてるよな。NTTDは女王陛下の007イズムがすごいよやっぱり。スキーのシーンの撮影はとてつもない。ユアアイズオンリーは当たり前だけど今作のスキーチェイスをかなり意識しているんだろう。青いスキーウェアだし、ボブスレーも出てくるしね。ワールドイズノットイナフも同様でしょう。今作にはボンド家のモットーとしてワールドイズノットイナフが出てくる。雪崩に合うというのはやはりここのオマージュだったのではないだろうか。レーゼンビーの殴り方はあんなに体動かすべきなのかはわからないがキレッキレである。映えるよね。あの死の天使たちはとにかく美人で驚くし、エロティックな音楽も最高だが、野に放たれたままでよかったんだろうか。大量の美女をある程度主要なキャラクターとして出し続けられるのって他の007にもなかなかないんではないだろうか。美女そのものが兵器になるという発想がすごい。マネーペニーの涙に泣ける。好きだったんだよなあやっぱり。ブロフェルドがこれ以上ないほどアクティブ。ボンドもトレーシーもブロフェルドみんなスキーうますぎ。ブントは今もどっかで生きてるのかなあ。ドラコはミケランジェロアントニオーニの情事の方だったんですね!確かにめっちゃいいんすよ。映画としての格が上がっている、確実に、ドラコで。
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