エグい量の台詞たち。これはすごい。本当にすごい。
圧倒的「芝居」を初っ端からフルスピードで魅せられて歓喜。特に安藤サクラと生瀬勝久の冒頭の掛け合いよ！さり気ないやり取りに今まで積み重ねてきたものが沢山織り込まれてる気がして、素人の私は舌を巻くしかなかった。お互いに探り合い演技を引き出し合うようなやり取り、役を超えたコミュニケーションが見えた。
また編集も良かったな、、最初唐突に始まり気づけばパンっと終わる。あの感じ。
個人的に常に映画やドラマ作品って、物語ってその始まりと終わりが全てなのではないよなあと思っていて。今の主人公にそう言わせる過去や環境があってのその続きでしかなく、、ラストも然り。それをこうさっきの続きみたいにいきなり始まるカットに見えて、新しくて好きだった。
あと山田涼介の凄さにもビビる。この錚々たるメンツの中、食らいつきながらも飄々と遊んでる感じ、度胸が素晴らしいな〜カッケ〜な〜とワクワクした。しかも関西弁がネイティブ(言い方)。
ゲスト出演枠も「おわあああ！？」って椅子から浮きそうになるぐらいビビって、同時に大笑いしました。最高です。貫禄えげつない。笑
物語としても、瞬間瞬間「今！」を生きてるばかりなので見てるこっちも追いかけるのがやっとだけど。でも意外とシンプルで分かりやすい。無駄がない。
ずっと傷を持った人たちが出てきて、でも別に今をそんな「最悪」だとは思ってないんだぜって浪漫が見えるのもまたこういうディープな話にしては爽やかさがあっていいなあと。ずっと楽しみにしてた甲斐あったぜ、本当に！
