アメリカでは売られていないヨーロッパのペッツのディスペンサーをアメリカに個人輸入し、大量に売り捌いて儲けた男のドキュメンタリー。
主人公のペッツ・アウトローことスティーブの存在があまりにも珍妙で興味をそそられるし、そもそもペッツの熱狂的なマニア達がレアなディスペンサーを高値で取引しているという事実を知るだけでもめちゃくちゃ面白い。
ただ、いまいちテンポが良く無いし、スティーブの人生の浮き沈みがいまいち伝わってこない。正直言って、題材の面白さ以上の魅力は本作には無いと思う。
題材は最高なのでペッツアウトローをテーマにした『ウルフ・オブ・ウォールストリート』みたいな伝記映画を是非見てみたい。