山岡

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)の山岡のネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

『紺青の拳』の監督・脚本コンビによるシリーズ最新作。個人的にここ10年くらいのコナン映画の中でぶっちぎりでワーストだった『紺青』を超え、堂々のワースト1と言える内容だった。

戦時中に兵器産業で儲けた実業家が残した謎のお宝の争奪戦と聞くと非常に面白そうだが、コナンや怪盗キッド、服部平次はメインの事件の真の当事者ではなく、無味乾燥多数のサブキャラクター達がどうでもいい動機で暴れ回るので見ていて全く興味が持てない。要所要所にアクションシーンはあるのだが、物語と有機的な繋がりを持っておらず、どのシーンもサスペンス的な魅力に乏しい。つまりいつものダメな時のコナン映画なのだが、そこに中途半端なドタバタコメディの要素も加わって余計に見難くなっている。アニメ的にも劇場版とは思えないほど見るに耐えないほど作画が崩れているシーンが多数あり、とにかく全体的にキツイ作品だった。

怪盗キッドの出自や彼の父の死を巡る新たな展開などのラストのお土産が無ければもっと腹が立ってたかもしれない…文句ばっかり書いたけど来年も絶対に観に行く。
山岡

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