トラウマ持ちの男が夜間警備の仕事を経て過去の呪縛から解放されるお話。
同名ホラーゲームが原作。実際にプレイはしたことなく、プレイ動画で楽しんでいたレベルの知識ですが、あのキャラ達をどうやって映画のストーリーにしていくのかワクワクしながら鑑賞。ですがちょっと求めていた方向とは違いました。
ゲームの再現として監視カメラ越しの戦術シーンを期待したのですが、そこは期待に応えてくれませんでした。
鬼ごっこやかくれんぼ要素もやや薄めです。
ただ、映画独自のストーリーは面白かったです。
終わることのない悪夢の繰り返しと悪夢に出てくる子供たちの演出は好みです。
主人公はかつて目の前で弟を失ったトラウマ持ちで毎晩夢では弟が誘拐される様を繰り返していまして。
主人公が見る夢と現実がリンクする（夢で怪我をする→目覚めると本当に怪我をしている）のは夢とフレディ達との関連性が気になってワクワクしましたもの。
それと話のテンポが良いですね。
主人公の夢を繰り返しながらも飽きさせず話に引き込む構成はGOOD。
主人公の妹があまり喋れず、とにかく絵を描く、絵で気持ちを伝える――
というくだりもフレディ達との交流と後半の伏線になっており無駄がありませんでした。
いやに協力的で明らかに事情というか何かを知っている、隠している婦警のキャラクターや後に明かされるフレディ達の謎、そしてフレディ達との対峙。
ゲームを知らなくても楽しめる内容になっていました。なんだかんだ面白かったです。
ただ、次回作あるなら是非とも監視カメラを使った攻防戦をやってほしいかなと思います。
