肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ザ・クリエイター/創造者の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.9
これは"ヒロイックマッソー・アメリカ"を標榜してきたハリウッドにとって問題作
ニューエイジの『ターミネーター』(無敵サイボーグが襲ってくるわけではない)はほぼゲーム『フォールアウト』(直前)の世界でゲーム『サイバーパンク2077』っぽくもありAIに対する解釈もこんなにも変わった

AIの扱いを軸に、AIの暴走により核爆発被害を受けたとするアメリカがAIを擁するほぼ日本(を主要とする多国籍国家、舞台は東南アジア)の「ニューアジア」と"AI撲滅"戦争を開始する中、NアジアのAI創造者がいるはずの根城に潜入しながらもそこでぞっこんラブして子どもまで擁した主人公が悲劇の再任務で謎のAIロボット少女に出会い、"破壊"任務を負うーーがっ


まっ結局ビジュアル的起点はなにもかもハリウッド(米)SFは「2049」も含む『ブレードランナー』が起点なんですがw
でも今作はベースは広告表示の例の白塗りさんのオマージュがありつつも、挙げた名作ゲームの実写化かっ!?と言いたくなるくらい覚えのある雰囲気、ビジュアルも醸し出していて"レトロフューチャーSF"の懐かしさたまんないです!
実写化が決定した(公開はいつの事かな??キアヌは?)『サイバーパンク2077』(&『攻殻機動隊』)の主題技術でもある"人格(記憶)コピー"(本作では「シュミラント化」)もありますからね?😏

ダダーン‼とタイトルテロップに邦副題だと思っていた「創造者」のフォントがキメェ!なんだこの恥ずかしい漢字!また日本が独自にやらかしたのか!?とウキウキと責める態勢をとろうとしたら、どうやら…各章の副題漢字(日本語?)も同じように表示されるので「公式」の趣向らしいっす…(笑)😉メンゴ

と、手触りの輪郭ばかり述べていますが、本作ヤバイっすねw SWでみんな愚かしく喜ばしく石を投げたパリコレ…ポリコレ(アジア的多様性)がここまで来たか…驚愕でわなわな震えてる次第でございます…
語弊なきように言うと、ビバ!日本マンセー!アジアマンセー!とかそういう話じゃないんですよね。
本作一見はアジア(日本・AI派) VS アメリカ(AI否定派)
でめちゃくちゃアジア視点に偏った"歩み寄り描き"が成されてるように見えるかも知れませんが、重要なのは序文で触れたように、

"ヒーロー(リーダー)"で"マスクル(マッソーパワーに満ちた)"した『正義』のある「俺ツェェ〜」な"幻想をぶっ壊しにきてる"んですよね。
つまりは、"自国批判"、"身につまさせる"事に大きく舵を切っていることになります。

「ハリウッドの終焉」なんてただ形骸化した何十年も前から語られてる客引きタイトルでいくらでも風向きを見ていくらでも主張を変える恥ずかしき趣旨が日本から出ていますが、そういう中身のないビジネス主義ではなく"自国を省みる「自虐」"を即す趣旨の映画を、まさか"アメリカ(ハリウッド)自身"がきっちり真正面を見据えて撮るなんて"「SF」の主義"を果たし、"『映画』の義務"を果たしている事にまさにハリウッドの『節目』を感じさせます。

日本語、漢字の"弐瓶勉漫画フォント"(正式名など知らぬ❕)のような特徴的が目に付きながらも舞台は東南アジアなのは「ベトナム戦争」に思いを馳せるのは無視できなくて"SF(近未来的)再現"とも言えるし、「イラク戦争」までも確実に視野に入れた"アメリカの正当性"をここまでストレートに"フィクションで「問題提起」"を起こすのはドキュメンタリー作家と同等な事を映画で行っていますよ…

挙げた『サイバーパンク2077』や『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でも実現された"ヘンテコJAPAN"がにわかに日本観客をニヤつかせたかも知れませんが、"いまだ"現実は"AI後進国"で"ロボテクスも半導体事業でもリーダーシップから一番遠い国"になってるにも関わらず、"そういう国(最新鋭技術国)"としてSFとしてはおもしろおかしく讃えてくれる、「幻想」を抱えてくれるなんて嬉しい反面、なんかむず痒くないっすか?(笑)😉