映像表現は文句なしの出来栄え。
VFXの質感、スクリーン越しに伝わってくる空気感なども「SF映画見てるな〜」という満足感を与えてくれる。
現実世界の情景にCGが違和感なく合成されているので、現代から地続きの未来と感じさせてくれる説得力もあった。
物語は「AIの暴走」によって起きた事件(核攻撃)でスタートするが、この作品独自の「AI論」はあまり語っていない感じがする。
むしろ、一神教の西洋的世界観と多神教(というよりアニミズムか?)の東洋的世界観の対立がエスカレートし武力衝突に至るという価値観の衝突を描いているようにみえた。