シネパピ

アメリカ、家族のいる風景のシネパピのレビュー・感想・評価

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)
3.0
自分勝手に生きてきた男の自業自得な物語を描くロードムービー。

主人公ハワードは映画の中でしか生きていく事ができず、現実世界に戻ろうとするが、やはり最後は作られた映画の世界に戻るしかないというのが哀愁漂って良かった。
また、主人公の娘、息子が実の父親と再会したことで、父親に抱いていた幻想を捨て次の人生に一歩踏み出すエンディングか清々しかった。

西部劇のテイスト漂うホコリと乾いた空気感が全編に渡って漂うのも味わい深い。
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