このレビューはネタバレを含みます
ドルビーアトモスで見たので映像の迫力がとんでもなくて、シミュラントやAI達のビジュアルも最高に良かった。
アルフィーちゃんのもちもちのほっぺたは最高に可愛かったしね。
でもSF映画というよりは、アメリカを批判する立場の戦争映画という感じだった。最近の時事問題もあるしちょっと今は気分良く見られる映画ではなかったなと思う。映画が悪いのではなくて自分の気持ちの問題ではある。
序盤の軍事施設の上に築かれた村を襲撃してるシーンから終わりまでずっと白人がアジア人とAIを一方的に虐殺してるんだけど、AIもアジア人顔なのでなんかもうベトナム戦争とか見せられてる気分。絶対意図的にやってる。
だってAIと共存してるのにあまりにも軍事力に違いがありすぎるもんよ。
一応シミュラントが人間の模倣品だから人間以上のことはできないんだろうなとか、核はそもそも落としてないし人間と戦争するつもりなんてないって言ってたしある程度は納得しようと思ったけど軍vs装備貧弱なレジスタンスの構図はちょっと違和感があったかなと思う。ニューアジアは流石に軍くらい用意しとけ！
あと場面転換の時にでてくるダサいフォントの母とかやめてほしいしちょいちょい画面の端っこにへんな日本語が出てくるのが嫌！
渡辺謙は謎の日本語にツッコミ入れてほしかった
クライマックスで視界に飛び込んできた「もういや遊牧民」が気になって精神が乱れた人は自分だけじゃないはず。
あと別にジョシュアもマヤも生還しても良かったと思う。マヤなんで実質2回死んでるんだからオーバーキルも良いとこだよ。自己犠牲は美しいけど家族の再生も同じくらい美しいよ。あんなクソでか軍事施設で脱出ポッド一つしかないのは変だよ。
だから最後のアルフィーの笑顔は実は二人も生還してたから笑ったってことにしておこうと思います。
実は上映中に体調悪くなってエンドロール終わるまで耐えられなくて席をたったんだけど後に映像とかなかったですよね？あったら教えてください…
