マニ

パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービーのマニのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

大きな力への依存が怖かった。人々はパウパトへ、パウパトはマイティパワーという棚ぼた超常現象へ依存していく。マイティパワーを「返してもらう」と私物化しているのはゾッとした。最後はマイティストーンが割れてもとに戻るかなと思ったけど、そのままでさらにゾッとした。

ケントが良き男であり良き上司。謝罪するスカイに対し、指示を出した自分の責任だという。そして、君を今回の任務から外すとハッキリ伝える。最高の上司だ。そのケントの想像を上回るミニナノプチの活躍。ひいてはリバティの教育能力。優しきケントだからこそ、正しき上司だからこそジュニアは解散という判断をしたけれど、優しさや正しさが必ずしも結果を残すわけじゃない。

船のハンドルから月へのシーン切り替えが秀逸。月に変わったーと思ったら揺らいで水面の月でした!という全然本筋に関係のないシーンがとてもお気に入りです。

ライバール市長は見せ場があるけれどグッドウェイ市長は浮かれてるだけだった。華麗なアクロバットはしてたけど。グッドウェイ市長のマイティ化もちょっと見たかった。

流星群を見るのにピカピカメガネをかけてるの、理に適わぬ行動が浮かれ具合を表していて大好き。世界はそのくらい浮かれていてほしいですね。
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