貴公子の花火のネタバレレビュー・内容・結末

『魔女』シリーズがSF仕立てかつナメていた相手が実は…系なので全体的にまどろっこしい展開な反面、今回は一応現実ベースの世界観設定なのでトロついたことが無かったのは救い。それでも不必要に各人の目的をボカした故に、途中でめちゃくちゃ「説明します！」な時間が入るのはどうかと思うけれど。肝のアクションはブレブレ撮影にガチャガチャ編集で、こういうのがお好きならどうぞやっていてください…みたいな。冒頭2カット、特に2カット目の画面手前で間抜けなギャングたちが電話かけている後ろで画面奥のフォーカスすら合っていない主人公がいつの間にか拘束を脱して監視役をブチのめしたあと手前に来て彼らをボコす画面づくりだけは良い。