このレビューはネタバレを含みます
原作が好きで、映画化すると聞いて楽しみにしてやっと見ることができました。
原作読んだ時はなかなか設定が尖っていて、こちらから気持ちを入れていかないと入り込めない感じでしたが、楽しむと言う気持ちを大切に読めば面白かったです。
ちなみに、変な家2の方の設定が分かりやすくて入り込めました。
とはいえ、小説の考察する楽しさを存分に味わえる作りになっていて読み応えがある二作品だと思っています。
で、映画なのですが、その原作の楽しさをことごとく潰してしまっていて、映画から見た人は「ん?これ真面目版トリック?(某コメディドラマの)」と言う様な感じでした。
なんならトリックに佐藤二郎ちょっと出てますよね。あ、神の舌を持つ男にもでてましたか。
原作だと家の図面を見て「何か違和感を感じますか?」といわれ、じっくり眺める時間があって自分で予想を立てて答え合わせをする楽しさがありました。
映画は図面見せてくれたの5秒ですかね???しかもここに違和感があります、これはね、、と無理やり押し付けられて、全くと言っていいほど見る人の楽しみを無くしてしまっています。
オープニングずーっと3分ほど図面を見せてくれたら面白かったのに、、、
真面目版トリックを見たい人はおすすめです。チェーンソーばばあとか出てきた時はコメディかと思いましたが、、ホラーからコメディにブレるのやめてほしい。