Sasada

ダンサー イン ParisのSasadaのレビュー・感想・評価

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)
3.6
踊りが本職の人が演技をやってるので、リアリティがすごい。身体がもう“それ”で、説得力がやっぱ違う。
パリの街は昼も夜もスクリーンによく映えて、物語の舞台として魅力的すぎる。

ストーリーとしても誰かを見返す話じゃないし何かに勝つ話でもないのが良くて、あくまで自分の心が何に動かされるか/どうやって残りの人生を生きていくかにフォーカスするのが今っぽいなと。前作もどこまでも“自分”なのが心地よかったのを思い出す。

アバンタイトルの工夫とか音楽の使い方とか、あと意外にベタな(絶対例え違うけど吉本新喜劇的な)ヤンの振る舞いとか、フランス映画の地味なイメージを覆すエンタメ的な手数の多さも印象的。
Sasada

Sasada