プレスリーの元妻プリシラがエルヴィスといかに出会い暮らしたか。プリシラ本人による回顧録「私のエルヴィス」の映画化、彼女は製作総指揮にも名を連ねていた。
バズ・ラーマン「エルヴィス」でも描かれた一部をプリシラ視点で描いてる。
年齢差ある大スターとの恋愛&結婚生活は周囲が想像するほど幸せ一杯でもなく、孤独だったと。
ソフィア・コッポラはほんと女の子を描く作品上手く撮るなぁ。そして衣装やメイクのこだわり、かわいいが詰まってる。
だけど、やっぱり薄味で、ドラッグもケンカも年齢差やスターである彼との交際に渋る両親の姿もさらっと描かれてる印象。
エルヴィスはあくまで助演キャラなのでライブや楽曲はほとんど登場しない。(鑑賞後インタビューなど読んだら財団から楽曲使用許可が下りなかったとかなんとか。プリシラだけの力ではどうにもならなかったか)
10代で世界的スターと恋に落ち(言い方変えればグルーミング)、遠く離れた場所で若くして喜び悲しみ怒り不安を経験しながら成長していくプリシラの物語なのでこれでいいんだと思う。
トラブルもあっただろうけど、スターの恋人・妻という立場、自分らしくありたくてもなかなかそうはいかない苦悩もあってのあのラストだろうね。
14歳から27歳を演じたケイリー・スペイニー(撮影時25歳)すごいね。
14歳って言われればそう見える。
